出雲大社周辺

神々の国・縁結びの聖地と呼ばれる出雲の地に、その象徴のように建つ出雲大社。
主祭神はだいこく様として馴染みの深い大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)です。
その出雲大社の東隣に「北島國造館」があります。
出雲大社の祭祀を司っていた出雲氏は、千家氏と北島氏の両家で携わっていましたが、明治時代に千家家が任命され、北島家は出雲教を通して大神様の御神徳を広く世に広めることを勤めとされました。出雲教は、幽事を司られる大国主大神様にお仕えしお祀りするという出雲大社創建の精神を基として、出雲大社という神社と、その御神徳を広める教団としての出雲教を区別して、出雲大社をお護りされています。
出雲大社本殿境内から、北島國造館の神域内で最古の建造物四脚門をくぐると、左正面には御神殿、また左手の奥には美しい日本庭園が広がります。その庭園内には、北島國造館の北にある亀山の巌を落ちる滝「亀の尾の滝」や、「心字池」と呼ばれる池などがあり、静かで厳かな雰囲気が境内を包んでいます
そして、その北島國造館の東隣には出雲大社の摂社「命主社」があります。
正式名称は「神魂伊能知奴志神社(かみむすびいのちぬしのかみのやしろ)」で、天地開闢(世界のはじまり)の造化三神の一柱、神皇産霊神(かみむすびのかみ)が祀られています。
社の前には、推定樹齢1,000年と言われる、高さ17m、根本回り12mもあるムクの巨木があります。2m近くも根上がりしたこの巨木は見る者を圧倒し、近年はパワースポットとしても有名です。

住所 出雲大社北島國造館 出雲教 〒699-0701島根県出雲市大社町杵築東194
TEL 0853-53-2525
アクセス 出雲空港から車で約30分

松江周辺

国宝・松江城を東に望む閑静な町のなかにある「月照寺」。
松江藩主松平家の菩堤寺で、墓所と廟門は当時のものがほぼ完全な姿で残っています。
境内には、背中に大きな石碑を背負った大亀の石像があり、この大亀は夜ごと松江の町を徘徊した「月照寺の大亀」として小泉八雲の随筆にも登場しています。この大亀の頭をなでると長生きできるという言い伝えもあります。また、七代藩主治郷 (不昧公) にゆかりのある茶室大円庵、不昧公の恩顧を受けた伝説の力士雷電の碑などの遺跡が点在し、書院では庭園を眺めながら、不昧公が愛用し島根県の名水百選にも選ばれている「茶の湯の水」を使用したお抹茶 (お菓子付き)(有料)を楽しむことができます。
月照寺から南へ1kmほどのところに、宍道湖の北側湖畔に面した温泉街「松江しんじ湖温泉」があります。地下1,250m 以上から湧き出す効能豊富な高温の源泉を温泉街全部の宿で活用しています。その湯元には「お湯かけ地蔵」が建てられており、優しい穏やかなお顔のお地蔵様にお湯をかけて手を合わせると、健康で幸せになれるそうです。
「松江しんじ湖温泉駅」前と「宍道湖しじみ館」には足湯もあり、足を浸けていると熱めのお湯が全身を温めてくれて疲れがだんだんとほぐされていくようです。

住所 松江藩主菩提寺 月照寺 〒690-0875 島根県松江市外中原町179
TEL 0852-21-6056
アクセス 出雲空港から車で約35分

美保関

島根半島の東端部にある三方を海に囲まれた美保関町は、寄港する船の「風待ち港」として古くから交通の要所でした。江戸時代は北前船の寄港地として栄え、美しい海を舞台に人とモノが行き交う港は大いににぎわっていたそうです。
その美保関には、全国のえびす様の総本社と言われる古社「美保神社」があります。
本殿は「美保造り」と呼ばれる大社造りのお社が2つ並んだ珍しいもので、右殿にえびす様として知られる事代主神(ことしろぬしのかみ)、左殿に大国主神(おおくにぬしのおおかみ)の后の三穂津姫命(みほつひめのみこと)を祭神とする神社です。
えびす様が出雲大社のご祭神・大国主大神のご子息であることから、美保神社では古くから、出雲大社とともに参拝する「両参り」が縁起が良いとされています。また、えびす様は鳴り物がお好きで、日本最古のオルゴールやアコーディオンなど多くの楽器が奉納され、境内でコンサートが開かれることもあります。
鳥居の前には、雨で濡れると淡い青色になる石畳が敷かれた「青石畳通り」があります。
美保神社から仏谷寺へと続く参道で、大正時代の佇まいを残す旅館や老舗の醤油藏などが今も残り、レトロな雰囲気を醸し出しています。

住所 ゑびす様の総本宮 美保神社 〒690-1501 島根県松江市美保関町美保関608
TEL 0852-73-0506
アクセス 出雲空港から車で約60分

安来周辺

庭園日本一で有名な足立美術がある安来市。
その足立美術館のすぐ側にある温泉地が「さぎの湯温泉」です。
その昔、一羽の白鷺がこの湯で脚の傷を癒したということからこの名前が付けられたとされています。
湧き出しは神亀年間(724~729年)、古くは戦国時代の尼子氏をはじめ歴代藩主の御殿湯として栄えていました。毎分600ℓという膨大な量の泉源を誇り、こちらの湯を引く3軒の旅館では、24時間天然かけ流しの温泉が楽しめます。全旅館とも露天風呂を持ち、豊かな自然に囲まれたロケーションのもとスローライフを実感できます。また、宿泊だけでなく、気軽に日帰り入浴できる施設もあります。
さぎの湯温泉から東へ10kmほどのところに、山陰の名刹「清水寺」があります。
山陰屈指の天台密教の道場で、十一面観音様をご本尊とする厄払いの寺として有名です。
5万坪余りの境内は山・谷・森を巧みに利用し、春の桜、新緑の夏、秋の紅葉、冬の雪景と四季を通じて美しい色彩を見せてくれます。また、数多くの県や国の重要文化財が存在し、歴史を五感で体感することもできます。
本堂奥にそびえる三重塔は、高さ33m、山陰唯一の木造の多宝塔で登ることもできます。(有料)

住所 厄払いの寺 安来 清水寺 〒692-0033 島根県安来市清水町528
TEL 0854-22-2151
アクセス 出雲空港から車で約60分