出雲大社周辺
縁結びの神、福の神として名高い「出雲大社(正式な読みはいづもおおやしろ)」。
主祭神はだいこく様として馴染みの深い大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)で、幾多の困難を越えて国土を開拓された国造りの神様です。
「古事記」に記される国譲り神話では、「稲佐の浜」に降り立った高天原の天照大御神(あまてらすおおみかみ)の使者に、国を譲るよう要求された大国主大神は、宮殿を立ててもらうことを条件に国を譲られます。
そのときに造営となる壮大な宮殿が出雲大社の始まりと言われています。
なぜ出雲が「縁結びの聖地」とされるのか、それは、毎年旧暦10月に日本全国の八百万の神々が出雲大社に参集され、人々の縁を話し合うとされる信仰が広まったことからとか。
また、全国的にはこの月を「神無月」と言いますが、神様が集まられる出雲の地では「神在月(かみありづき)」と呼ぶようになりました。
出雲大社の参拝作法は、一般的な神社と異なり「二礼四拍手一礼」となっています。2度拝礼をして、4回かしわ手を打ち、最後に1度拝礼します。
出雲大社正門から南に延びる表参道「神門通り」は、名物の出雲そばや出雲ぜんざいなどの食事処やカフェ、縁結びグッズなどのお土産店など、様々なお店が軒を連ねる賑やかで楽しい通りです。
住所 | 出雲大社社務所 〒699-0701島根県出雲市大社町杵築東195 |
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TEL | 0853-53-3100 |
HP | https://izumooyashiro.or.jp/ |
アクセス | 出雲空港から出雲大社まで車で約30分 |
玉造温泉周辺
日本最古の温泉として知られる「玉造温泉」。
日本で初めて美肌効果が噂になった温泉なのだとか。
「出雲国風土記」では「一たび濯げば形容端正しく、再び沐すれば万病悉く除ゆ(一度入ると美しくなり、再び入ると万病が治る)」と記されています。
玉湯川沿いの温泉街には、縁結びや美肌にまつわるアイテムをはじめ、地元クリエイターの逸品やこだわりの特産品などが揃うショップ、おいしいグルメやカフェ、気軽に立ち寄れる足湯などがあり街歩きも楽しめます。
その温泉地の守り神が温泉街の奥に御鎮座になる「玉作湯神社(たまつくりゆじんじゃ)」です。
「出雲国風土記」に記されている由緒深い古社で、櫛明玉命(くしあかるだまのみこと)(玉造の神)、大名持命(おおなもちのみこと)(国造りの神)、少彦名命(すくなひこなのみこと)(温泉の神)が祀られています。
境内には「真玉(まだま)」(=願い石)があり、触れて祈ると願いが叶うとされ、パワースポットとして人気です。
住所 | 玉作湯神社 〒699-0201島根県松江市玉湯町玉造508 |
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TEL | 0852-62-0006 |
アクセス | 出雲空港から玉作湯神社まで車で約30分 |
松江市周辺
国宝「松江城」を囲む堀川。その堀川端周辺は、昔ながらの城下町の情緒ある景観が残っています。
松江城北側の堀川端は、「塩見縄手」と呼ばれる通りで、「怪談」で知られる小泉八雲の旧居や記念館、武家屋敷などが軒を連ね、松江で最も城下町らしいたたずまいを残しており、松江市の伝統美観地区に指定されています。
また、松江城東側の堀川端には、武家屋敷風の博物館「松江歴史館」があり、常設の基本展示室では、松江城と城下町の形成をはじめ、松江藩の歴史・文化、城下の人々の暮らしなどを資料や映像、模型で紹介しています。
堀川を約50分かけて屋根付きの小さな遊覧船で周遊する「堀川めぐり」も大変好評です。古い石垣や四季折々の動植物を間近で楽しむことができ、11月~4月の間は全ての船が「こたつ船」として運航され、冬ならではの情緒ある風情をこたつで暖まりながら楽しむ事ができます。
住所 | ぐるっと松江 堀川めぐり 堀川遊覧船 〒690-0876 島根県松江市黒田町507-1 |
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TEL | 0852-27-0417 |
HP | https://www.matsue-horikawameguri.jp/ |
アクセス | 出雲空港から松江城まで車で約40分 |
安来周辺
横山大観をはじめとする近代日本画や北大路魯山人の陶芸などを中心に総数約2000点を所蔵しているほか、5万坪の日本庭園を有する「足立美術館」。
アメリカの日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」による庭園ランキングで、2003年以来、毎年連続して日本一に選ばれ、世界的にその名が知られています。
また、「足立美術館」から車で5分の場所には標高約190mの月山(がっさん)があります。
その月山の一帯に築かれ、戦国大名尼子氏歴代が本城とし山陰・山陽制覇の拠点となった城が「月山富田城」です。
山頂に主郭部を設け、尾根上に大小多数の曲輪を配した複郭式山城で、一度も落城しなかった天下の名城としても知られています。
現在、建物は残っていませんが、随所に残る石垣や石畳の古道が往時の面影を伝えています。
住所 | 足立美術館 〒692-0064 島根県安来市古川町320 |
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TEL | 0854-28-7111 |
HP | https://www.adachi-museum.or.jp/ |
アクセス | 出雲空港から車で約60分 |